iPadの中でもエントリーモデルである無印iPadですが、10.2インチのiPad(第7世代)が2019年9月30日に発売しました。
iPadOSも発表されたことで手頃な価格の無印iPadには注目が集まっています。
そんな無印iPadのスペックや特徴をまとめました。
iPad購入を考えている方の参考になれば幸いです!
目次
iPadのラインナップ
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iPad 10.2インチ(第7世代)が発売されたことでApple公式のiPadラインナップに変化がありました。
なお、iPad 10.2インチ(第7世代)はiPad 9.7インチ(第6世代)を引き継いだ後継モデルとなり、旧モデルは発売中止となりました。
iPad 10.2(第7世代)の登場後のApple公式のiPadラインナップは下記の通りです。
iPadラインナップ
- iPad 10.2インチ(第7世代)←New
iPad 9.7インチ(第6世代)←販売中止- iPad mini 7.9インチ
- iPad Air 10.5インチ
- iPad Pro 11インチ
- iPad Pro 12.9インチ
※販売中止したモデルは認定整備済製品として再販売しています。
認定整備済製品は定価より15%ほど安く購入することができるので、旧モデルが欲しい方は探してみると良いです。
iPad 10.2インチ(第7世代)の発売日・価格

iPad 10.2インチを購入するなら気になるのは「発売日」と「価格」の2つではないでしょうか。
それぞれ他のiPadや旧モデルと比較していきます。
発売日は?
無印iPadは第7世代までありますが、旧モデルの発売日は下記のとおりです。
・iPad (第1世代)・・・2010年4月3日
・iPad (第2世代)・・・2011年3月11日
・iPad (第3世代)・・・2012年3月16日
・iPad (第4世代)・・・2012年11月2日
・iPad (第5世代)・・・2017年3月24日
・iPad (第6世代)・・・2018年3月30日
・iPad (第7世代)・・・2019年9月30日
Appleは2012年のiPad(第4世代)を最後に2013年にiPad Air、2014年にiPad miniを出していましたが、他モデルとの差別化が行われ2017年から無印iPadが復活しました。

価格は?
無印iPadの価格はiPadの中で1番安く購入しやすいエントリーモデルとなっています。
無印iPadとiPadの購入価格は下記のとおりです。
iPad購入価格
端末 | Wi-Fiモデル | Wi-Fi + Cellular |
---|---|---|
iPad 10.2インチ(第7世代) | 34,800円(税別) | 49,800円(税別) |
iPad mini 9.7インチ | 45,800円(税別) | 60,800円(税別) |
iPad Air 10.5インチ | 54,800円(税別) | 69,800円(税別) |
iPad Pro 11インチ | 89,800円(税別) | 106,800円(税別) |
iPad Pro 12.9インチ | 111,800円(税別) | 128,800円(税別) |
iPad 10.2インチ(第7世代)は他モデルと比較しても購入しやすいモデルです。
その代わりiPad 10.2インチ(第7世代)は発売日こそ最新ですが、スペックはどのモデルより劣っています。
性能順に各モデルを並べると下記のとおりです。
- iPad Pro > iPad Air > iPad mini > iPad
とはいえ、第7世代になったことで性能は高くなりました。
旧モデルのiPad(第6世代)と比較してスペックを見ていきます。
iPad 10.2インチ(第7世代)のスペック

iPad(第6世代)とiPad(第7世代)のスペック比較は下記のとおりです。
比較一覧
項目 | iPad(第7世代) | iPad(第6世代) |
---|---|---|
サイズ | 10.2インチ | 9.7インチ |
プロセッサ | A10 Fusion | A10 Fusion |
メモリ | 3GB | 2GB |
ストレージ | 32/128GB | 32/128GB |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
オーディオ | 2スピーカー |
2スピーカー |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ |
802.11a/b/g/n/ |
LTE | 最大1GBbps | 最大300Mbps |
Apple Pencil対応 | 第1世代 | 第1世代 |
Smart Keyboard対応 | ・Bluetooth ・Smart Keyboard |
・Bluetooth |
iPad(第7世代)のプロセッサは旧モデルと変わっていませんが、メモリが2GB→3GBに増量されています。
iPadOSが2019年9月に発表されてからはiPadをパソコンライクに使えるようになったこともあり、メモリ使用量は上がっています。
今後も様々なアプリの登場が予想されることを考えると、3GBのメモリは魅力的です。
またSmart Keyboardも対応したことで、タイピングもできるようになり、作業性では他モデルと大差ありません。
下記ではiPad 10.2インチ(第7世代)でできること・できないことをご紹介していきます。
iPad 10.2インチ(第7世代)できないこと

まずはできないことですが、下記のとおりです。
・Apple Pencil(第2世代)が使えない
・Smart Keyboard Folioが使えない
・Face IDでロック解除できない
順番に解説していきます。
Apple Pencil(第2世代)が使えない
iPad 10.2インチ(第7世代)はApple Pencil(第2世代)対応していないので使うことができません。
Apple Pencil(第1世代)には対応しているのですが、Apple Pencil(第2世代)と比べると下記の違いがあります。
Apple Pencil(第2世代)
- ワイヤレス充電
- ダブルタップでツールの切り替え
Apple Pencil(第1世代)
- Lightningコネクタ接続
- タップによる切り替えなし
さらに詳しくApple Pencilの世代による違いが知りたい方はApple Pencil(第2世代)を使ってみて分かったことを参考にしてください。
Smart Keyboard Folioが使えない
iPadの魅力といえば専用アクセサリーと組み合わせて使うことで、作業性が上がるところです。
特にスマートキーボードと合わせるとパソコンライクに使うことができます。
iPad専用キーボードは「Smart Keybord」と「Smart Keyboard Folio」の2種類がありますが、iPad 10.2インチ(第7世代)は「Smart Keyboard」にしか対応していません。
ただし、どちらのキーボードでもタイピングはできるので、そこまでの違いはありません。
Smart Keyboard Folio(iPad未対応)の優れている部分をあげると下記のとおりです。
- 背面までカバーされる
- 2ステップで展開可能
- ディスプレイ角度を2段回で調節可能
こちらのキーボードについては詳しい違いが知りたい方はSmart Keyboard Folio使って分かったことを参考にしてください。
Face IDでロック解除できない
iPad 10.2インチ(第7世代)はTouch IDでのみロック解除することができます。
最新モデルのiPhoneやiPad ProにはFace IDが搭載されていることを考えると、Touch IDは安価モデル専用と言えるかもしれません。
ただし、この「Face ID」と「Touch ID」の使いやすさは人それぞれで、使い勝手も一長一短なため、どちらが良いかは人それぞれです。
また2020年発売される新型iPadには、「Touch ID」と「Face ID」の両方が搭載されたり、「ディスプレイ内蔵型Touch ID」になるという最新情報もあります。
新型iPadの最新情報や噂は【2020年最新】新型iPad Proの最新情報・噂まとめ!発売日・価格・スペックにまとめています。

新型iPadの最新情報は随時更新していますのでぜひ!
iPad 10.2インチ(第7世代)できること

次はiPad 10.2インチ(第7世代)でできることになります。
できことは下記のとおりです。
・Split ViewとSlide Overでマルチタスクが可能
・MacBookのサブディスプレイとして使う
・ノートとペンの代わりになる
順番に解説していきます。
Split ViewとSlide Overでマルチタスクが可能
「iPadなんてiPhoneが大きくなったただのデバイスでしょ。」と言われる方にはこちらの機能を紹介したいです。
「Split View」と「Slide Over」になりますが、iPadでのみマルチタスクが可能になります。
使い方は簡単で、「Split View」はこんな感じです。
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複数のアプリを同時に使うことができます。Webで旅行サイトを見ながらメモ帳に予定を書き込むことができます。
またiPadOSの登場で同じアプリを分割して使うことができるようになりました。
送られてきたメールの内容を見ながら返信メールを作成することができます。
続いての「Slide Over」はこんな感じです。

iPadの右サイドにアプリを表示させることができます。
iPad(第6世代)ではSplit ViewとSlide Overの同時使用ができませんでしたが、iPad(第7世代)からはiPad Pro同様に使うことができるようになりました。
機能面ではiPad Proと同じように使えるので、エントリーモデルとしては最適です。
MacBookのサブディスプレイとして使う
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iPadはMacBookのサブディスプレイとしても使うことができます。

iPadOSで追加された機能「SideCar」のおかげですが、めちゃくちゃ便利です。
1番の特徴はサブディスプレイとして使う際にケーブルが不要であることです。
ミラーリングして使うこともできるので、少人数で資料の共有をするときはMacBookを自分で使いつつ、iPadを他の人に見せるといったこともできます。
Apple Pencilを使えばイラストを書いたり、写真に文字入れをしてMacの書類に簡単に貼り付けできます。
ノートとペンの代わりになる

iPadとApple Pencilを組み合わせることで、ノートとペンが不要になります。
どれだけ書いてもかさばりませんし、Apple Pencilが1本あれば他のペンは必要ありません。
またSmart Keyboardにも対応したことで、さらに実用的になりました。
ただし、ディスプレイはiPad Proと比べると廉価版を使っており、性能差があります。
iPad Proディスプレイで使われる技術
・フルラミネーションディスプレイ
ディスプレイとカバーガラスの距離をなくし、ペンとの誤差を少なくす
・反射防止コーティング
光の反射を抑えることで、外でディスプレイが見やすくなる
・ProMotionテクノロジー
最大120Hzのリフレッシュレートにより画面の動きが滑らかになり、Apple Pencilの書き心地が良くなる
・True Toneディスプレイ
周囲の光量に合わせて、色合いを自動調整してくるため、目が疲れにくい
上記のとおりで、iPad Proのディスプレイと比べると劣ってしまうため、絵をメインでiPadを使う方は気をつけてください。
iPad 10.2インチ(第7世代)特徴まとめ
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ここまではiPad 10.2インチ(第7世代)のスペック・価格・特徴を紹介してきました。
iPad 10.2インチ(第7世代)の特徴をまとめると下記のとおりです。
良いところ
- Smart Keyboardが使える
- 安価で購入できる
- 第6世代より安い
- ディスプレイが大きい
- サブ機として優秀
- パソコンライクに使える
悪いところ
- ディスプレイ性能が低い
- 処理能力はiPad最下位
- Apple Pencil(第2世代)は使えない
- Smart Keyboard Folioは使えない
以上、「iPad 10.2インチ(第7世代)スペック・価格・サイズまとめ!」になります。
iPadを購入する際の参考になれば、幸いです!
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